えいごとえほんの想い

えいごとえほんの2つの想い

英語絵本を”いつもそばにあるもの”

今、おうちの本棚に英語の絵本は並んでいますか?

日本語の絵本なら出産祝いやお誕生日、ちょっとしたお土産になど、買う機会もプレゼントをされる機会もたくさんあるかと思います。

では、英語の絵本はどうでしょうか?

今はまだまだ日本語の絵本のように身近なものではなく、本屋さんでも図書館でもほとんどみかけませんよね。

英語の絵本に興味はあるけれど、どこで買ったらいいか、どんな本を選んだらいいのか分からなくて困ったな…

とハードルを感じる方も多いかもしれません。

このサイトは、これからの時代を生きる子ども達の未来に少しでも役立ちたいという思いで立ち上げ、英語を日本とは違う外国のもの、難しいものと思わずに、「小さい頃からそばにあったもの」となる未来を思い描いて運営しています。

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なぜ英語絵本がこれからの時代を生きる子ども達の未来に役立つと思うのか、それは、「英語に対するハードルを下げるだけで、世界が驚くほど広がる」と思っているからです。

少しだけわたし自身の経験を交えてお話させてください。

私は小中学校時代の8年間をサウジアラビアとイギリスで過ごし、また母がバイリンガルなこともあって、英語は幼い頃から比較的身近なものでした。

このように言うと、「ああ、英語ペラペラのバイリンガルなのね」と思われるかもしれませんが、日本人学校育ちなのでバイリンガルにはなりそこねました。

学生時代は「8年間海外にいた=当然バイリンガル」という周囲からの認識と異なる自分にコンプレックスを感じる時期もありましたが、英語そのものへの苦手意識やハードルがあまりないことだけでも自分にとっては財産だと思っています。

世界が広がる感覚を味わえると実感しているからです。

たとえば、最近の例で言うと、子育てを始めてからSTEAM教育という概念を知り、ものすごく興味を惹かれ知りたいと思ったのですがいくら日本語で検索してもほとんど情報がみつかりません。

そんなとき、私はちょっと英語で調べてみようかなと思います。すると、驚くほどたくさんの情報が出て来て、世界とつながる実感が得られます。

世界の人口で見たら日本語で書かれた情報と英語のそれとでは数の違いは明確ですよね。STEAM教育については日本は海外に後れを取っている分野でもあるので、更に情報の差が顕著でした。ちなみに、アメリカでSTEAM教育の提唱者とされる方のオンラインビデオ講座を英語で受けたり、関連の本を読むなど自分なりに勉強中です。

このように、英語に対して苦手意識や嫌悪感があるとなかなか辿りつけない情報を探すことができ、調べ物1つでも世界がひらけている感覚があるのです。

そんな感覚を、日本で子育てをしながら自分の子どもにも持たせてあげたいなと思いました。
家に英語が当たり前に転がっている環境を作ろう」と決めた時に、英語を英語と意識せず、日本語と同じように家の中で触れるのに、最も良いと思ったのが英語絵本だったのです。


おうちで息子に英語絵本を読み聞かせている中でこんなメリットを感じています。

  • お手軽
  • 親と子のかけがえのない時間が生まれる
  • 英語特有の音やフレーズを耳にできる
  • 海外の文化を知ることができる
  • 本を好きになるきっかけを作れる
  • あそび、アクティビティにつなげられる

もう少し大きくなったらさらに、

  • 対話をすることで思考が深まる
  • 日本との比較ができる
  • 多様性を学べる

などと、いいこと尽くしなのではないかと感じています。

特に私はサウジアラビアという珍しい国に住んでいたこともあって異文化への興味が強く、大学時代には英語の児童書の翻訳を通して文化を比較するゼミに所属していたこともあり、赤ちゃん用の簡単な英語絵本1冊をとっても、日本との違いを見つけることができたり、英語特有の音やリズム、何気ない日常の表現を知ることができたり、学びがたくさんあるなと発見を楽しんでいます。

更に、幼少期からの読み聞かせの重要性を再確認する中で、幼いころから英語を目にすること、そしてそれをお父さんお母さんの声で読み聞かせてあげることが、子ども達に贈る最高のプレゼントになると確信しています。

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おうちにも図書館にも英語絵本が並び、お友達にお気に入りの英語絵本を紹介したり、貸し借りしたり、はたまたSNSなどで海外の同年代の子と情報交換したりなんて未来が楽しみです。

本サイトが、子ども達が英語絵本を通じて英語を好きになり、世界を舞台に広がる明るい未来につながるきっかけになりますように。

「英語絵本が好き」を共通点に、ゆるく優しいつながりの場へ

グローバル化の意識は年々高まり、ご家庭で英語教育をしている人や、英語ができる人が英語絵本を紹介するサイトやSNSなどを色々見かけるようになりました。

でも、なかなかリアルな繋がりの中で情報交換をする機会がないなと感じています。

私も自分の子どもには小さい頃から英語に親しんでもらいたいと思い、生後まもなくからおうち英語をしています。

我が家は息子の興味に合わせて絵本やおもちゃなどを日本語と英語の両方で調べて、いいなと思うものを取り入れているので、英語のものも多いのですが、なんとなくお友達を呼ぶときにはそれが前面に出ないように隠し気味に片づけたり・・・笑

なんでしょうか。恥ずかしいことでもなんでもないし、できれば情報交換できたらと思うものの、なんとな~く大きな声では言えない何かを感じてしまっています。

そもそもどんな教育をしているか、考えているかということを他のご家庭とシェアすることにもハードルを感じてなかなか話題にできません。なので、情報収集はもっぱらインターネット頼みです。

もちろん、英語が得意で英語育児に詳しい方々のサイトなどを参考にさせてもらうのも有意義だと思いますして、私もたくさん勉強させて頂いていますが、ふと英語があまり得意ではなかったり、英語絵本に詳しくない人にとっては、一方的に情報を得るだけになっているのではないかなと思うようになりました。

そこで、「えいごとえほん」では英語の得意不得意にかかわりなく、「英語絵本をおうちに取り入れたいと思っている」「英語絵本が好き」という想いを共通点に、ゆるりとしたつながりをつくる場にできないかなと思っています。

同じ絵本を読んだ人同士が感想を書き込んだり、うちの子はこんな反応だったけどこういう子もいるんだ~と言ったことを知れたり、多くの方々の声で成り立つ、双方向のコミュニケーションの場になればと願っています。

その中で、次に読みたい絵本が見つかったり、なんだかこの人と好きな絵本の傾向が似ているなと交流が生まれたり、その先にオフラインのつながりが生まれたりしたらとっても素敵なのではないかと妄想がふくらみます。

「英語絵本が好き」を通じて、こども達の未来を想うやさしいつながりが生まれますように。

このブログの位置づけ

「えいごとえほん」のレビューサイトの中のコラムという位置づけで運営しています。

  • 実際に内容を確認しておすすめしたいと思った絵本のテーマや年齢別のまとめ
  • 英語絵本を題材にしたあそび
  • 読み聞かせの効果等、勉強した情報のシェア
  • 外国の文化との違いなどの気づき
  • 絵本作家さんのこと

など、英語絵本をめいっぱい楽しむための参考になればと思っています。