お子さんにアルファベットを覚えてほしいなと思った時、どうやって、何を使って教えたらいいかお悩みではありませんか?
とりあえずABCソング?
英語教材の動画?
YOUTUBE?
アルファベットカード?
どれもそれぞれ活用しながら教えられると思いますが、今回私がおすすめしたいのは英語絵本を使う方法です♪
私の母はバイリンガルで英会話講師の経験もあるのですが、アルファベット学習のポイントは
アルファベットは大文字・小文字をセットで!
更にそれぞれの【音】も一緒に覚えてのちに勉強するフォニックス学習の土台作りもしよう!
と言っています。私も同感で、実際に息子にはそうやって教えたので、その観点でおすすめできる英語絵本をご紹介していきます!
はじめてさんにピッタリな2冊と、定着してきたら手に取っていただきたい1冊を順にご紹介していきますね!
はじめてさんにぴったり!アルファベット学習に最適なおすすめ英語絵本2冊
アルファベット関連の絵本はたくさんあって、何に注目して選ぶのがいいか迷う方もいらっしゃるかと思います。
繰り返しになりますが、ポイントは
大文字・小文字がセットで学べること。
更に、その文字から始まる単語も一緒に載っていて【音】も学べることです。
※今回ご紹介する絵本はいずれもフォニックス学習のためと謳われているものではないので、一部単語がフォニックスの音と連動していないものがあります。各絵本についてその点も補足しながらご紹介していきますね。
my first abc <DK社>
こちらの本の特徴は、紹介されている単語すべてに絵ではなく写真が使われているところです。
Amazonだと少し試し読みができるので見ていただくと分かりやすいのですが、例えば「Aa」のページには、apple(りんご)、acorn(どんぐり)、armadillo(アルマジロ)など6種類のaから始まる単語がそれぞれカラーの写真つきで載っています。
一つ一つの写真が子どもの目を引くようにこだわりを持って選ばれているのが印象的です。無機質であまり子どもが見ていておもしろくなさそうなもの、例えば掃除機などはおもちゃの掃除機の写真が使われているといった子ども目線で楽しい本になるように意識して作られていることがよく分かります!
個人的には動物達の写真が皆なんとも言えず可愛い表情をしていて癒やされます。
文章はないのでお子さんには”A is for ~” や”What begins with A?”などと声掛けしていただくのがおすすめです。
この本を好きになってくれたら「my first シリーズ」として、アルファベットのほかにも数字、動物、色、ことば、トラック、恐竜などがありますよ!
どれも同じようにリアルでカラフルな写真が使われているので英語の学習としてだけでなく、図鑑のように使って観察力も養われると思います。
A is for Apple <tiger tales 社>
こちらの本は表紙を見ていただくと伝わるかと思いますが、とても優しい色使いの可愛い絵本です。
「my first abc」は図鑑的だったのに対して、こちらは可愛い絵が満載のいわゆる絵本、picture bookですね。
特徴は仕掛けが2つあることです。(Amazonで試し読みができないのが残念…)
・単語が2つ学べるフラップ
各ページにアルファベットの大文字小文字、その文字で始まる単語が載っているのですが、単語の絵がフラップになっていて、めくると更にもう一つ単語と絵が現れます。
・なぞって書き順が学べる
アルファベットの大文字小文字それぞれが溝になっていて、矢印に沿って指でなぞると書き順の練習ができるようになっています!ボードブックならではの仕掛けで感動しました!
こちらにも「123 Count with me」というシリーズ本があります。
1~20までの数字をなぞって練習できます。また、例えば2の場合は数字の下にtwo dogsと書かれていて、フラップの上に1匹めの犬の絵が、めくるともう1匹が現れ、ページ全体で数字と同じ数になるように描かれています。
楽しく学べる仕掛けって嬉しいですよね!
大文字小文字が定着してきたらオススメな1冊
chika chika boom boom <Bill Martin 著>
諸外国ではアルファベットの本と言えば、chika chika boom boom!と言われるくらい昔から親しまれている本です。
あらすじとしては、小文字のaの号令でアルファベットの小文字たちが次々とココナッツの木のてっぺんまで競争して登っていくのですが、重すぎてココナッツの木がどんどん傾いてしまい、小文字たちは振り落とされてしまいます。そこに大人の大文字達が助けにきて、全員無事救出されたところで日が沈んでいきます。その夜は満月。満月に負けじと懲りずにココナッツの木を登っていくのは小文字a。どうしても1番に登りたいんだね、というおはなしです。
chika chika boom boom という言葉自体には意味はなく擬音語の扱いなのですが、音も面白いので大人も子供も一度聞いたらつい口ずさんでしまいます。
作者のBill Martin は児童文学作家ですが、小学校の校長経験も持つ教育者でもあります。
また絵本作家Eric Carleの”Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?’も一緒に手掛けるなど、絵本の世界でも欠かせない存在です。
カラフルな文字達がページの中で所狭しと動き回っているかのような楽しいイラストと軽快なチャンツが子供たちを楽しいアルファベットの世界に案内してくれる本で、本当にオススメです!
歌手のRay Charles が朗読や歌を歌ったり、子供番組で有名なFred Pennerが歌ったり、アニメ化された音楽動画だったり、絵本と合わせて楽しめる方法も色々あります。
個人的にはFred Penner が歌う歌のメロディが好きです。
ただ、映像としては歌詞が映るだけなので、子どもにはアニメーション化された以下の動画がオススメです。
もちたろうが1歳半くらいの頃、chika chika boom boom の絵本が楽しくなってきた様子だったので2つ目のアニメーション動画も合わせて観せたところ、ドハマりしました!
絵本の中の世界が動くって楽しいことですよね!
絵本で楽しくアルファベットに親しもう!
アルファベット学習にオススメの3冊をご紹介させていただきました。
アルファベットを英語の勉強と思ってやると難しく感じてしまうこともあるかもしれませんが、絵本を使って楽しく親しんで頂けたらいいなと思います!